
ポケカはなぜ暴落した?バブル崩壊理由と次回のバブルタイミングを予想!
2025/02/17
ポケモンカードが暴落した理由や、実際に大きく価格が下がったカードなどを一部紹介しています。
これまで起きたポケカバブル(ブーム)を振り返りながら、今後起きるかもしれないポケカバブルのタイミング予想などもしているので、今後のポケカの市場情報が気になる方はぜひチェックしてみてください。
まずは、ポケカが暴落した理由についてまとめていきましょう。
ポケカの全体の相場は2024年に入ってから徐々に下落傾向を見せていましたが、2024年の3月ごろを皮切りに一気にバブルが弾けた印象があります。
バブル崩壊の時期的にも、きっかけの要因の1つになったのが、「シャイニートレジャーex」だったと個人的に思っています。
ポケカの2023年は、上半期の調子が良かった分、下半期の不調が目立っていましたが、ハイクラスパックで復調するしかないと感じていました。
実際、シャイニートレジャーexも初動は調子が良く、トップレアには「ナンジャモ」や「リザードン」がいたこともあってパックもガンガン売れていました。
しかし、継続的な再販もあり、想定以上にパックが刷られていたためか、いつまでもショップに在庫として残るようになっていました。
そして、当時は考えられなかった、ポケカのパックの相場が定価を下回るという結果に落ち入ります。
これによって、大量に在庫を抱えたショップや、投資家、転売ヤーが大ダメージを受け、一気に離れていったのが、市場が健全化した理由として考えられます。
実際、シャイニートレジャーex以降に発売されたパックは、中身がそこまで強くないという原因からは一旦目を逸らし、普通にショップやコンビニで購入できるようになりました。
プレイヤー目線からしても、あまり環境を変えるようなカードは出ておらず(特にポケモン)、去年や変幻の仮面以降から強いデッキがずっと強いというような状況です。
当然ですが、強いカードが入っていないならパックを買う意味がありません。
それでもポケカの場合は、コレクション需要があるカードに高い値段がついていたため、ワンチャン高いレアカードを当てることができれば、使うカード分のお金が全部返ってくる可能性があったことから、プレイヤーもパックを買う価値がありました。
しかし、現状ではトップレアを当ててようやく数万円、他のカードではほぼパック分は返ってこないような相場になっているため、パックを剥く価値が減ってしまいました。
実際、パックを刷っている数自体は、今とそこまで変わっていないのですが、当時は「ポケカが金になる」という噂を聞きつけた「転売ヤー」等と供給される量を食い合っていたというのが、供給量が足りないように見えていた大きな要因でしょう。
この状況を見かねたポケカ公式は、直近で大会などに参加した履歴のあるプレイヤーがパックを購入できるリンクをメールで送信したり、一部パックは受注生産を行うなどで対策していきました。
これによって、多少は高騰していたパックの価格も落ち着いていくことになります。
ポケカなどのトレーディングカードを鑑定し、カードの状態にわかりやすく点数をつけて評価してくれる「PSA鑑定」という会社があります。
ここで鑑定されたカードは一気に価値が上がり、特に最高点のPSA10がつくと、通常の相場の倍以上の価格がつくこともあります。
しかし、このPSA鑑定で偽物が流通し始めるという事件が起こります。
実際のところ、PSAの偽物問題自体は昔からありましたが、2023年のポケカバブルの影響で、今まで以上に偽物が多く出回ることになり、被害を受ける方が増えました。
また、似たような問題で「再シュリンク」問題も多発していました。
「再シュリンク」とは、パックをボックスで購入した時に箱に付けられているシュリンク(フィルム)を一度剥がして、再度つけ直すというものです。
これによって、未開封品と見せかけて”実際は中身をすり替えたものを売る”詐欺行為が多発することになります。
この2つの偽造問題によって特にダメージを受けたのが、通販やフリマサイトなどオンライン上での取引です。
・偽造PSA→PSAが売れなくなる
・再シュリンク→未開封ボックスが売れなくなる
という自体に繋がっていきます。
”ポケカがオンライン上で手軽に取引できないものになった”というのも、ポケカのバブルを崩壊させる発端になったと考えています。
また、それと一緒に「トレーディングカードをコレクションすること」の脆弱性などが露呈していくことになります。
これによって、さらに市場にカードや商品が流通することになり、高値で一刻も早く捌きたいユーザーの影響で相場価格はどんどん下がっていきます。
また、同じようにしてポケカ全体の相場が下がってきたのに焦った「転売ヤー」も手持ちのカードや商品を手放していくことになります。
加えて、前のように値段のつかなくなった新商品にも手をつけなくなるため、一気に市場が健全化し、本当にポケカが欲しいユーザーが購入しやすくなっていきます。
具体的に影響の大きかったカードを見ていきましょう。
まず、ポケモンカードの中でも代表的な存在となった「がんばリーリエ」です。
2023年6月には400万円近い価格で販売されていたこともありましたが、現在は100万円を下回る相場になっています。
これでも普通にパックから出たカードとしては以上な値段がついていますが、最高価格から300万円近く下がっていると考えるととんでもないです。
続いて、ポケカの市場に火をつけた張本人とも言える「ナンジャモSAR」です。
初動価格は25万円前後で取引されていましたが、現在は4.4万円前後が相場ということで、暴落率は脅威の80%超えとなっています。
こちらも女の子SRで特に暴落率が高かったカードです。
一昔前のカードも多少値下がっているものが多いですが、それ以上に2021年ごろから2023年にかけて登場したカードが特に暴落している印象があります。
女の子のカード以外に、人気ポケモンも当時より価格が暴落しています。
特に下落顕著だったのが「パラダイムトリガー」に収録されていた「ルギアV SA」で、一時は8〜9万円前後で取引されていましたが、現在は半額以下の3.7万円まで落ち着いています。
今では伝説のパックとなった「イーブイヒーローズ」のトップレアです。
まだまだ高い金額ではあるものの、バブル全盛期は40〜50万円前後の価格がついていたことがあったため、その時と比較するとかなり価格は下がっています。
こちらはシングルカードではありませんが、ポケカバブル期で特に人気があった「ポケモンカード151」の未開封ボックスの暴落率です。
一時は大幅な再販の影響で7000円前後まで価格が下がっていたこともありましたが、また若干高騰しているようです。
それでも当時よりは半分以下の価格に落ち着いています。
直近の暴落率が印象的すぎたため目立っていますが、過去にも暴騰と暴落を繰り返しています。
そこで、次回のバブルを予測するために、これまでに起きたポケカバブルを振り返ってみましょう。
最初のポケカブームが起きたのは2017~2018年ごろです。
2016年の末にポケモンの新作「サン&ムーン」が発売され、翌月にはポケカでも新シリーズとなる「コレクションサン」「コレクションムーン」が発売されました。
(サンムーンはあの「リーリエ」が登場した作品です。)
世間的には、youtuberの「はじめしゃちょー」など、人気youtuberが続々動画で取り上げ始めた影響もかなり大きかったです。
2020年に発売されたパック「シャイニースターV」が引き金となり、サンムーン以来となるバブルが起こりました。
この頃はコロナの影響もあってか、ポケカでは新しい「ソード&シールド」シリーズが始まっていたものの、今ほどの勢いはありませんでした。
そんな剣盾シリーズが始まって最初に発売されたハイクラスパックが「シャイニースターV」です。
トップレアの「マリィSR」や「リザードンVMAX SSR」に、当時では少なかった2万〜3万円という価格がつき始めます。
その後に発売された「一撃マスター&連撃マスター」で、タッグチーム期から無くなっていたレアリティ「SA」が復刻され話題となり、ここからトップレアのVMAXのSAに高額な買取価格がつくのが定番化していきます。
そして満を持して発売されたのが、みんなご存じ「イーブイヒーローズ」です。
トップレアのブラッキーVMAXのSAに20万円という金額がつき、当時はとんでもなく話題になりました。
パックは一瞬で消え去り、どこでも完売状態に。
この頃には「シャイニースターV」に収録されていた「マリィSR」が、最初の2万円弱から5万円ほどまで高騰するなど、全体的な相場の高騰がみられていました。
さらに、2021年はポケカ25周年記念の年であり、25周年を記念したパックや、商品なども発売され、話題となっていました。
この辺りから、通常弾もまともに買えないような状態が始まりましたが、その後の「フュージョンアーツ」や「VMAXクライマックス」からは意外と落ち着き始めていました。
3回目のバブルは、これまでのポケカの歴史の中でもトップクラスとも言える火のつき方だったでしょう。
2023年は、ポケカでも新たに「スカーレットバイオレット」シリーズが始まりました。
ナンジャモSARの暴騰が印象に強いですが、実際、このバブルの予兆は「バイオレットex」に収録されていた「ミモザSAR」の高騰から始まっていました。
2022年までのパックでは、基本レアリティにHRが存在していましたが、新シリーズからはHRが廃止され、新たに「SAR」が追加されます。
この変更がまずかなり大きな影響を与えたと言えるでしょう。
そもそもHRは、SAが登場してから下火になっていたレアリティで、そこまで高い価値がついていなかったのですが、その枠が大当たりのSARに代わりました。
そしてそのSARの封入率が非常に低いことがわかり、初動価格6万円前後だった「ミモザSAR」が、翌月には12万円という暴騰を見せます。
以降登場するSARの女の子サポートには、これまでみたことなかったような高額な値段がつくようになり、その最終形態として現れたのが「ナンジャモSAR」です。
普通にショップで変えるパックからうん十万円のカードが当たるともなると、ポケカに興味がないような人でも、宝くじ感覚で購入するようになります。
これによって市場に流れているパックをプレイヤー以外の人と取り合うことになったため、パックの供給数が足りなくなり、全体的な価格の高騰に繋がっていきました。
これまでの歴史を振り返れば、起因となるイベントが連続して続いたことによって起きている場合が多いので、今後も節目のタイミングなどで起こり得る可能性は十分高いです。
ただし、この”いつか”がいつになるかを予想するのは難しいです。
これに関しては、新シリーズに合わせてポケカ側も新たな”施策”を取り入れてくる場合が多いので、それが当たると跳ねるというイメージでしょう。
(SARの実装、SAの復刻など)
次回のポケモンの新作は、2025年に「ポケモンレジェンズ Z-A」の発売が予定されているため、ゲームが発売され次第、ポケカでもそれに沿った新シリーズが始まるでしょう。
これまでも、周年では記念パックや商品を発売したり、大型イベントなどが開かれ、人気に火をつける要因になっています。
また、2026年には上記で紹介した新作の「ポケモンレジェンズ Z-A」がすでに発売されているため、ポケカでも新シリーズが始まっていると予想され、さらに話題を読んでいることでしょう。
今回のハイクラスパックはこれまでと一風変わって、「イーブイ」にスポットが当たっているパックになっており、第2のイーブイヒーローズになる可能性を秘めています。
間違いなくブイズたちのSARなども収録が予想されるため、そこの人気次第では一気に火がつく可能性も考えられます。
これまで起きたポケカバブル(ブーム)を振り返りながら、今後起きるかもしれないポケカバブルのタイミング予想などもしているので、今後のポケカの市場情報が気になる方はぜひチェックしてみてください。
なぜポケカは暴落したのか?
なぜポケカが全体的に暴落してしまったのでしょうか?まずは、ポケカが暴落した理由についてまとめていきましょう。
暴落した原因として挙げられること
・シャイニートレジャーexを刷りすぎた
・魅力的なパックが出ていない
・度重なる再販や受注生産による流通量の増加
・PSAや再シュリンクなどの偽造問題
・投資家や転売ヤーの減少
・魅力的なパックが出ていない
・度重なる再販や受注生産による流通量の増加
・PSAや再シュリンクなどの偽造問題
・投資家や転売ヤーの減少
シャイニートレジャーexを刷りすぎた

バブル崩壊の時期的にも、きっかけの要因の1つになったのが、「シャイニートレジャーex」だったと個人的に思っています。
ポケカの2023年は、上半期の調子が良かった分、下半期の不調が目立っていましたが、ハイクラスパックで復調するしかないと感じていました。

実際、シャイニートレジャーexも初動は調子が良く、トップレアには「ナンジャモ」や「リザードン」がいたこともあってパックもガンガン売れていました。
しかし、継続的な再販もあり、想定以上にパックが刷られていたためか、いつまでもショップに在庫として残るようになっていました。
そして、当時は考えられなかった、ポケカのパックの相場が定価を下回るという結果に落ち入ります。
これによって、大量に在庫を抱えたショップや、投資家、転売ヤーが大ダメージを受け、一気に離れていったのが、市場が健全化した理由として考えられます。
実際、シャイニートレジャーex以降に発売されたパックは、中身がそこまで強くないという原因からは一旦目を逸らし、普通にショップやコンビニで購入できるようになりました。
魅力的なパックが出ていない
上記でも少し触れましたが、正直ここ1年(2023年後半~2024年)のパックは、「変幻の仮面」など魅力的なパックも一部ありましたが、総評して微妙と言わざるを得ません。プレイヤー目線からしても、あまり環境を変えるようなカードは出ておらず(特にポケモン)、去年や変幻の仮面以降から強いデッキがずっと強いというような状況です。
当然ですが、強いカードが入っていないならパックを買う意味がありません。
それでもポケカの場合は、コレクション需要があるカードに高い値段がついていたため、ワンチャン高いレアカードを当てることができれば、使うカード分のお金が全部返ってくる可能性があったことから、プレイヤーもパックを買う価値がありました。
しかし、現状ではトップレアを当ててようやく数万円、他のカードではほぼパック分は返ってこないような相場になっているため、パックを剥く価値が減ってしまいました。
度重なる再販や受注生産による流通量の増加
2023年前半ごろはパックの売れ行きが凄まじく、パック発売日にはお店に長蛇の列ができて即完売という状況が続いており、まともにパックを購入することができませんでした。実際、パックを刷っている数自体は、今とそこまで変わっていないのですが、当時は「ポケカが金になる」という噂を聞きつけた「転売ヤー」等と供給される量を食い合っていたというのが、供給量が足りないように見えていた大きな要因でしょう。
この状況を見かねたポケカ公式は、直近で大会などに参加した履歴のあるプレイヤーがパックを購入できるリンクをメールで送信したり、一部パックは受注生産を行うなどで対策していきました。
これによって、多少は高騰していたパックの価格も落ち着いていくことになります。
PSAや再シュリンクなどの偽造問題

ここで鑑定されたカードは一気に価値が上がり、特に最高点のPSA10がつくと、通常の相場の倍以上の価格がつくこともあります。
しかし、このPSA鑑定で偽物が流通し始めるという事件が起こります。
実際のところ、PSAの偽物問題自体は昔からありましたが、2023年のポケカバブルの影響で、今まで以上に偽物が多く出回ることになり、被害を受ける方が増えました。

また、似たような問題で「再シュリンク」問題も多発していました。
「再シュリンク」とは、パックをボックスで購入した時に箱に付けられているシュリンク(フィルム)を一度剥がして、再度つけ直すというものです。
これによって、未開封品と見せかけて”実際は中身をすり替えたものを売る”詐欺行為が多発することになります。
この2つの偽造問題によって特にダメージを受けたのが、通販やフリマサイトなどオンライン上での取引です。
・偽造PSA→PSAが売れなくなる
・再シュリンク→未開封ボックスが売れなくなる
という自体に繋がっていきます。
”ポケカがオンライン上で手軽に取引できないものになった”というのも、ポケカのバブルを崩壊させる発端になったと考えています。
また、それと一緒に「トレーディングカードをコレクションすること」の脆弱性などが露呈していくことになります。
投資家や転売ヤーの減少
上記で紹介したような要因もあり、徐々にポケカの相場が下がっていったため、高額カードを買い占めて「投資家」のように動いていたユーザーが離れていくことになります。これによって、さらに市場にカードや商品が流通することになり、高値で一刻も早く捌きたいユーザーの影響で相場価格はどんどん下がっていきます。
また、同じようにしてポケカ全体の相場が下がってきたのに焦った「転売ヤー」も手持ちのカードや商品を手放していくことになります。
加えて、前のように値段のつかなくなった新商品にも手をつけなくなるため、一気に市場が健全化し、本当にポケカが欲しいユーザーが購入しやすくなっていきます。
代表的な暴落カード
では実際に最盛期からどのぐらい暴落しているのか、具体的に影響の大きかったカードを見ていきましょう。
がんばリーリエ

最高価格 | 4,000,000円 |
---|---|
最低価格 | 950,000円 |
暴落率 | -76.25% |
2023年6月には400万円近い価格で販売されていたこともありましたが、現在は100万円を下回る相場になっています。
これでも普通にパックから出たカードとしては以上な値段がついていますが、最高価格から300万円近く下がっていると考えるととんでもないです。
ナンジャモSAR

最高価格 | 250,000円 |
---|---|
最低価格 | 44,000円 |
暴落率 | -82.4% |
初動価格は25万円前後で取引されていましたが、現在は4.4万円前後が相場ということで、暴落率は脅威の80%超えとなっています。
カイ SR

最高価格 | 44,000円 |
---|---|
最低価格 | 7,500円 |
暴落率 | -82.95% |
一昔前のカードも多少値下がっているものが多いですが、それ以上に2021年ごろから2023年にかけて登場したカードが特に暴落している印象があります。
ルギアV SA

最高価格 | 90,000円 |
---|---|
最低価格 | 37,000円 |
暴落率 | -58.89% |
特に下落顕著だったのが「パラダイムトリガー」に収録されていた「ルギアV SA」で、一時は8〜9万円前後で取引されていましたが、現在は半額以下の3.7万円まで落ち着いています。
ブラッキーVMAX SA

最高価格 | 480,000円 |
---|---|
最低価格 | 224,000円 |
暴落率 | -53.33% |
まだまだ高い金額ではあるものの、バブル全盛期は40〜50万円前後の価格がついていたことがあったため、その時と比較するとかなり価格は下がっています。
ポケモンカード151(未開封)

最高価格 | 25,000円 |
---|---|
最低価格 | 10,000円 |
暴落率 | -60% |
一時は大幅な再販の影響で7000円前後まで価格が下がっていたこともありましたが、また若干高騰しているようです。
それでも当時よりは半分以下の価格に落ち着いています。
過去に起きたポケカバブルまとめ
実際のところ、ポケカのバブルが弾けたというのは今に始まったことではありません。直近の暴落率が印象的すぎたため目立っていますが、過去にも暴騰と暴落を繰り返しています。
そこで、次回のバブルを予測するために、これまでに起きたポケカバブルを振り返ってみましょう。
最初のバブルは2017年のサンムーン期
最初のバブルの起因
・ポケカ新シリーズ始動(サンムーン)
・人気キャラ「リーリエ」の登場
・人気youtuberの動画
・人気キャラ「リーリエ」の登場
・人気youtuberの動画
最初のポケカブームが起きたのは2017~2018年ごろです。
2016年の末にポケモンの新作「サン&ムーン」が発売され、翌月にはポケカでも新シリーズとなる「コレクションサン」「コレクションムーン」が発売されました。
(サンムーンはあの「リーリエ」が登場した作品です。)
世間的には、youtuberの「はじめしゃちょー」など、人気youtuberが続々動画で取り上げ始めた影響もかなり大きかったです。
次のバブルは「シャイニースターV」が引き金となる
2回目のバブルの起因
・ハイクラスパック「シャイニースターV」
┗人気の「マリィ」や「リザードン」収録
・レアリティ「SA」の復刻
・「イーブイヒーローズ」発売
・ポケカ25周年
┗人気の「マリィ」や「リザードン」収録
・レアリティ「SA」の復刻
・「イーブイヒーローズ」発売
・ポケカ25周年

2020年に発売されたパック「シャイニースターV」が引き金となり、サンムーン以来となるバブルが起こりました。
この頃はコロナの影響もあってか、ポケカでは新しい「ソード&シールド」シリーズが始まっていたものの、今ほどの勢いはありませんでした。
そんな剣盾シリーズが始まって最初に発売されたハイクラスパックが「シャイニースターV」です。

トップレアの「マリィSR」や「リザードンVMAX SSR」に、当時では少なかった2万〜3万円という価格がつき始めます。

その後に発売された「一撃マスター&連撃マスター」で、タッグチーム期から無くなっていたレアリティ「SA」が復刻され話題となり、ここからトップレアのVMAXのSAに高額な買取価格がつくのが定番化していきます。

そして満を持して発売されたのが、みんなご存じ「イーブイヒーローズ」です。
トップレアのブラッキーVMAXのSAに20万円という金額がつき、当時はとんでもなく話題になりました。
パックは一瞬で消え去り、どこでも完売状態に。
この頃には「シャイニースターV」に収録されていた「マリィSR」が、最初の2万円弱から5万円ほどまで高騰するなど、全体的な相場の高騰がみられていました。

さらに、2021年はポケカ25周年記念の年であり、25周年を記念したパックや、商品なども発売され、話題となっていました。
この辺りから、通常弾もまともに買えないような状態が始まりましたが、その後の「フュージョンアーツ」や「VMAXクライマックス」からは意外と落ち着き始めていました。
ナンジャモSARで爆発
そして最新のポケカバブルである3回目は、2023年上半期に起こりました。3回目のバブルは、これまでのポケカの歴史の中でもトップクラスとも言える火のつき方だったでしょう。
3回目のバブルの起因
・ポケカ新シリーズ始動(スカーレットバイオレット)
・基本レアリティからHR廃止→SARが常設に
┗いきなり「ミモザSAR」が暴騰
・大人気キャラ「ナンジャモ」の登場
・「ポケモンカード151」の発売
・基本レアリティからHR廃止→SARが常設に
┗いきなり「ミモザSAR」が暴騰
・大人気キャラ「ナンジャモ」の登場
・「ポケモンカード151」の発売
2023年は、ポケカでも新たに「スカーレットバイオレット」シリーズが始まりました。

ナンジャモSARの暴騰が印象に強いですが、実際、このバブルの予兆は「バイオレットex」に収録されていた「ミモザSAR」の高騰から始まっていました。
2022年までのパックでは、基本レアリティにHRが存在していましたが、新シリーズからはHRが廃止され、新たに「SAR」が追加されます。
この変更がまずかなり大きな影響を与えたと言えるでしょう。
そもそもHRは、SAが登場してから下火になっていたレアリティで、そこまで高い価値がついていなかったのですが、その枠が大当たりのSARに代わりました。
そしてそのSARの封入率が非常に低いことがわかり、初動価格6万円前後だった「ミモザSAR」が、翌月には12万円という暴騰を見せます。

以降登場するSARの女の子サポートには、これまでみたことなかったような高額な値段がつくようになり、その最終形態として現れたのが「ナンジャモSAR」です。
普通にショップで変えるパックからうん十万円のカードが当たるともなると、ポケカに興味がないような人でも、宝くじ感覚で購入するようになります。
これによって市場に流れているパックをプレイヤー以外の人と取り合うことになったため、パックの供給数が足りなくなり、全体的な価格の高騰に繋がっていきました。
ポケカの暴落はいつまでつづく?次のバブルは?
ここまで、ポケカが暴落した理由や、暴落率、バブルの歴史を見ていきましたが、 ここからは、またバブルが起こる可能性があるのか?という予想についてまとめていきたいと思います。結論:「4回目のバブルは来る」
大前提の結論として、まず間違いなく4回目のバブルは”いつか”来るでしょう。これまでの歴史を振り返れば、起因となるイベントが連続して続いたことによって起きている場合が多いので、今後も節目のタイミングなどで起こり得る可能性は十分高いです。
ただし、この”いつか”がいつになるかを予想するのは難しいです。
新シリーズが始まるタイミング
これまでのバブルを振り返ると、ゲームの方で新作が発売され、ポケカでも新シリーズが始まったタイミングで高騰が起きています。これに関しては、新シリーズに合わせてポケカ側も新たな”施策”を取り入れてくる場合が多いので、それが当たると跳ねるというイメージでしょう。
(SARの実装、SAの復刻など)

次回のポケモンの新作は、2025年に「ポケモンレジェンズ Z-A」の発売が予定されているため、ゲームが発売され次第、ポケカでもそれに沿った新シリーズが始まるでしょう。
ポケカ30周年のタイミング
ポケカは2年後の2026年に「30周年」という節目を迎えることになります。これまでも、周年では記念パックや商品を発売したり、大型イベントなどが開かれ、人気に火をつける要因になっています。
また、2026年には上記で紹介した新作の「ポケモンレジェンズ Z-A」がすでに発売されているため、ポケカでも新シリーズが始まっていると予想され、さらに話題を読んでいることでしょう。
直近なら「テラスタルフェス」で火がつくか?
直近で人気が爆発するとすれば、12月発売予定のハイクラスパック「テラスタルフェス」になるでしょう。
今回のハイクラスパックはこれまでと一風変わって、「イーブイ」にスポットが当たっているパックになっており、第2のイーブイヒーローズになる可能性を秘めています。
間違いなくブイズたちのSARなども収録が予想されるため、そこの人気次第では一気に火がつく可能性も考えられます。